現場では、「予備でもう一つお願いできますか?」
というやり取りがよくあります。
実際、それで助かることもあります。
ひとつ破損するかもしれない。加工をやり直すかもしれない。
現場で急に必要になるかもしれない。
“足りない”は止まりますが、“余る”は止まりません。
だから人は、少し多めに持っておきたくなる。
これは工業用品に限らず、たぶん多くの仕事で同じだと思います。
ただ面白いのは、経験を積んだ現場ほど、
「どこで余裕を持つか」が変わってくることです。
物で余裕を見るのか。
納期で余裕を見るのか。
確認回数で余裕を見るのか。
同じ“念のため”でも、中身は少しずつ違います。
現場を見ると、その会社や担当者の考え方が意外と出ます。
ちなみに、「念のため」が本当に必要だった時は、だいたい誰もその話をしません。
逆に、何も起きなかった時だけ、少し、少しだけ在庫が増えます。
それも含めて、現場らしい判断だなと思います。
